2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

遊びと遊び以上のことについて

要約 遊びに遊び以上の価値を見出す時、本来であれば単なる遊びを否定する必要はない。 「単なる遊び」を否定したがる人は、「単なる遊び」が都合が悪いと感じているのであり、そこには遊びを権威にしようとする意識が働いていると考えられる。 TRPGと遊…

ウォーゲームとファンタジーゲーム再訪

ダニガン『ウォーゲームズ・ハンドブック第三版』: Analog Game Studies ウォーゲーマーとSFゲーマーとファンタジーゲーマー - xenothの日記 以前、上の記事で記述した、ダニガンのウォーゲーム・ハンドブックの記述ですが、注文していたウォーゲームハン…

セラピーとしてのTRPGについての心配事

AGS様で更新がありました。 【テーマ連載】CBT的アプローチのセッション運営(第1回): Analog Game Studies 伏見健二様による、認知行動療法(CBT)としてのTRPGセッションです。 xenothの立場は、TRPGを安易にセラピーとして見ることは危険であ…

謎のあるセッションをプレイする

要約 「謎」があるセッションをする際、謎を物語と捉えるか、ゲームと捉えるかで大きく変わる。 GMは自分のやりたいことが、どちらかを意識して、それをプレイヤーと共有する必要がある。 AGS様更新 会話型RPGのシナリオ・デザインのコツ――「謎」を活か…

人と異なるもののロールプレイ

短いツッコミ AGS様のサイトで更新がありました。 “人とは異なるもの”はロールプレイ可能?――『スケイブンの書』における可能性: Analog Game Studies “人とは異なるもの”を、どうロールプレイするかはTRPGにおいて、大変に面白い命題です。 xenothも…

D&Dリプレイ3つ

昨日は、ウェブで公開されているD&Dリプレイが2つ更新されるというD&D日和でした。 4gamer様で連載している「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で遊ぼう」が、第三回更新。 君はD&Dを知っているか? HobbyJapan公認連載「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で…

「海外のわけのわからないもの」に向きあうために

海外のわけのわからないものより身近なサブカルチャーを褒めろ? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新) 岡和田氏のブログの記事で、共感するものがあったので感想を書かせていただきます。 上記の記事で、岡和田氏は、わかりやすい、内輪のもの…

エクリプス・フェイズとダブルクロス

EP

AGS様で更新がありました。 「世界内戦」下のポストヒューマニズム――『エクリプス・フェイズ』のアクチュアリティ: Analog Game Studies 今回の更新は、 本記事は先の蔵原氏の解説を踏まえたうえで、『エクリプス・フェイズ』の世界に関心を持たれた方の…

『エクリプス・フェイズ』頑張ってください。

5月3日〜4日の「SFセミナー2011」で『エクリプス・フェイズ』のパネルが立ちます!: Analog Game Studies Analog Game Studies様が、SFセミナーにて、『エクリプス・フェイズ』紹介の企画をされるそうです。 Top Page - SF SEMINAR SFセミナーのページを…

模擬戦闘の視座よりの論戦の分析〜戦場の選択と兵站篇〜

要約 議論を戦闘として見た場合、勝利するためには、実際の戦争と同じ戦略が重要となります。 すなわち、戦場を支配し、自らのコストを減らし、相手のコストを大きくすることです。 これらを議論に当てはめることで、どのような論戦も有利に展開させることが…