エクリプス・フェイズ 参考文献 マンガとTRPGと映像作品篇
AGS様で、更新がありました。
『エクリプス・フェイズ』ゼロ年(Eclipse Phase: Year-0)―(4):SF文学の場合: Analog Game Studies
この記事では、エクリプス・フェイズ収録の参考文献が訳出されています。
小説作品だけというのがちょっと寂しかったので、xenothも、それ以外の、マンガ、TRPG、映画とTV番組の部分を訳出してみました*1。
参考資料
(p394より)
エクリプス・フェイズは多くのソースから自由に借りている。そうした作品について、ここにクレジットを明記する。
またゲームマスターにとっても、これらの作品はセッションやキャンペーンの良いネタとなるだろう。さらなる参考資料については、ウェブサイトを参照。
http://eclipsephase.com
小説
(中略)
コミックとグラフィックノベル
・Jamie Delano/ジェイミー・デラノ
Narcopolis
・Warren Ellis/ウォレン・エリス
Doktor Sleepless
Doom 2099
Global Frequency
Ministry of Space
Ocean
Transmetropolitan
・Jonathan Hickman/ジョナサン・ヒックマン
Transhuman
・Grant Morrison/グラント・モリスン
The Filth
The Invisibles
・士郎正宗
Ghost in the Shell/『攻殻機動隊』(講談社)
Ghost in the Shell 1.5:Human-Error Processor/『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』(講談社)
Ghost in the Shell 2:Man/Machine Interface/『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』(講談社)
・Adam Warren/アダム・ウォレン
Iron Man: Hypervelocity
ノンフィクション
・Ronald Bailey/ロナルド・ベイリー
Liberation Biology
・Susan Blackmore/スーザン・ブラックモア
The Meme Machine『ミーム・マシーンとしての私』上下巻(草思社)
・Cynthia Brezeal/シンシア・ブラジール
Designing Sociable Robots
・David Brin/デイヴィッド ブリン
The Transparent Society
・Richard Brodie/リチャード・ブロディ
Virus of the Mind:The New Science of the Meme『ミーム―心を操るウイルス』(講談社)
・James Brook and Ian Boal (eds)/ジェームズ・ブルック、イェイン・ボール(編)
Resisting the Virtual Life
・Rodney Brooks/ロドニー・ブルックス
Flesh and Machines:How Robots Will Change Us『ブルックスの知能ロボット論―なぜMITのロボットは前進し続けるのか?』(オーム社)
Cambrian Intelligence:The Early History of the New AI
・Critical Art Ensemble
Digital Resistance
Electronic Civil Disobedience
The Electronic Disturbance
Flesh Machine
The Molecular Invasion
The Marching Plague
・Richard Dawkins/リチャード・ドーキンス
The Selfish Gene『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)
・K. Eric Drexler/K・エリック・ドレクスラー
Engines of Creation:The Coming Era of Nanotechnology『創造する機械 ― ナノテクノロジー』(パーソナルメディア)
・フリーマン・ダイソン
Disturbing the Universe『宇宙をかき乱すべきか ダイソン自伝』上下巻(ちくま学芸文庫)
Imagined Worlds『科学の未来』(みすず書房)
・Ann Finkbeiner/アン・フィンクバイナー
The Jasons
Imaginary Weapons
・Joel Garreau/ジョエル・ガロー
Radical Evolution
・Adam Greenfield/アダム・グリーンフィールド
Everyware: The Dawning Age of Ubiquitous Computing
・James Hughes/ジェームズ・ヒューズ
Citizen Cyborg
・Ray Kurzweil/レイ・カーズウェイ
The Singularity is Near
・Howard Rheingold/ハワード・ラインゴールド
Smart Mobs: The Next Social『スマートモブズ―<群がる>モバイル族の挑戦』(NTT出版)
・John Robb/ジョン・ロッブ
Brave New War
・Clay Shirky/クレイ・シャーキー
Here Comes Everybody『みんな集まれ! ネットワークが世界を動かす』(筑摩書房)
・Bruce Sterling/ブルース・スターリング
Shaping Things
Tomorrow Now: Envisioning the Next Fifty Years
・Gregory Stock/グレゴリー・ストック
Redesigning Humans: Our Inevitable Genetic Future『それでもヒトは人体を改変する』(早川書房)
・Simon Young/サイモン・ヤング
Designer Evolution: A Transhumanist Manifesto
ロールプレイング・ゲーム
Blue Planet
Burning Empires
Call of Cthulhu『クトゥルフ神話TRPG』(ログインテーブルトークRPGシリーズ)
CthulhuTech
Cybergeneration
Dawning Star
Delta Green
FreeMarket
Gamma World
GURPS: Transhuman Space
Morrow Project
Paranoia
Shadowrun『シャドウラン』(富士見書房新紀元社*2)
Shock: Social Science Fiction
Traveller『トラベラー』(雷鳴)
映画とテレビ番組
Aeon Flux『イーオン・フラックス』
AI『A.I.』(訳注:AIとあったが、スピルバーグの映画のA.I.と思われる)
Alien series『エイリアン』シリーズ
Andromeda『アンドロメダ』
Babylon 5『バビロン5』
Big O『THE ビッグオー』
Blade Runner『ブレードランナー』
Cowboy Bebop『カウボーイ・ビバップ』
Crusade(訳注:バビロン5のスピンオフ)
District 9『第9地区』
Dollhouse『ドールハウス』
Dreamcatcher『ドリームキャッチャー』
Event Horizon『イベント・ホライゾン』
Ergo Proxy『エルゴプラクシー』
Firefly『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』
Gattica『ガタカ』(訳注:Gatticaとあるが、Gattacaと思われる)
Ghost in the Shell『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
Ghost in the Shell: Innocence『イノセンス』
Ghost in the Shell: Stand Alone Complex Solid State Society『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』
Ghost in the Shell: Stand Alone Complex『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
Ghost in the Shell: Stand Alone Complex 2nd Gig『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
The Island『アイランド』
Jekyll『ジキル』
Moon『月に囚われた男』
Pandorum『パンドラム』
Planetes『プラネテス』
Serenity『セレニティー』
Sleep Dealer『マインド・シューター』
Solaris『ソラリス』(訳注:邦題は旧作なら『惑星ソラリス』。リメイク版は『ソラリス』)
Stargate and Stargate: Atlantis『スターゲイト』および『スターゲイト アトランティス』
Sunshine『サンシャイン 2057』
Uzumaki『うずまき』
Zardoz『未来惑星ザルドス』
以上、邦訳の抜けや間違い、その他つけくわえるべきことがありましたら、お知らせください。
小説の訳出について(メール送信したもの)
お世話になっております、xenothです。
『エクリプス・フェイズ』ゼロ年(Eclipse Phase: Year-0)―(4):SF文学の場合を興味深く
拝見させていただきました。
参考資料の翻訳も大変力作で、素晴らしい記事になっていると思います。
そちらのリストについて、細かな部分ではありますが、以下の抜けを発見したのでお伝えする
次第です。
イアン・バンクスの『The Player of Games』は『ゲーム・プレイヤー』(角川文庫、19882001*3)として邦訳があります。
http://www.amazon.co.jp/dp/4042886019
ブルース・スターリングのSchismatrix Plusですが、これは世界観を同じくする、長編『スキズマトリックス』と
短篇集『蝉の女王』(共にハヤカワ文庫SF)の合本であり、工作者/機械主義者のシリーズの総まとめとなります。
SFにおけるポストヒューマンを語る上では外せない一作です。
ご存知とは思いますが、これもそのように書いておいたほうが読者の方に便利かと思いました。(※こちらの収録作品に間違いがありました。詳しくは追記を。2011/05/25 09:57)
今回の記事に触発されまして、エクリプス・フェイズの参考資料の残りの部分の邦訳対応を作成しました。
ご笑覧いただければ嬉しいです。
http://d.hatena.ne.jp/xenoth/20110524/p1
では失礼します。
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xenoth
追記(2011/05/25 09:57)
本記事および、上記のメールを午前6時前くらいに送信後、AGS様のサイトでも、午前9時頃に、『ゲーム・プレイヤー』と『Schismatrix Plus』に関する追記がされました。
『Schismatrix Plus』の収録作品について、一部情報がまちがっていたようで申し訳ありません。
Crystal Express
※『蝉の女王』(ハヤカワ文庫SF)収録作、ならびに「間諜」(『80年代SF傑作選』(ハヤカワ文庫SF)、「テリアムド」(「SFマガジン」1987年2月号)、「美と崇高」(『20世紀SF5』(河出文庫))、「小さな魔法のお店」(「SFマガジン」2000年12月号)、「江戸の花」(「SFマガジン」1986年10月号)、「アウタゴノストの聖餐」(「SFマガジン2003年12月号)の短編をそれぞれ集めたもの。
Holy Fire『ホーリー・ファイヤー』(アスペクト)
Schismatrix Plus
※『スキズマトリックス』(ハヤカワ文庫SF)とCrystal Expressの合本。
AGS様のこちらの引用が正しいようです。
今のところAGS様の記事には、xenothへの言及はありませんので、もしかしたら偶然の一致かもしれません。
ともあれ、情報が更新されたのは喜ばしいことです。
*1:なお以下の翻訳を含み、この記事を、『Eclipse Phase』のCreative Commons Licenseに従い、Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike(http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/3.0/)の条件で、配布するものです。(C)Posthuman Studios, LLC. http://eclipsephase.com
*2:09:54 ご指摘をいただいて修正。現在のシャドウラン4thは新紀元社より発売されています。
*3:2011/05/25 09:37 ご指摘をいただいて修正。原著が1998年で邦訳が2001年でした。