リメンバー第2世代TRPG

Bローズと地雷

また、上記と同じ理由で、場所によって遊び方が全く違うのも特徴と言って良いと思います。
僕が第2世代のBローズをやってた時には、内輪では
(中略)
「いろんなところで遊ぼうぜ」


こう言いたい。

おお、ちょうどいい例がありました。
俺も、Bローズというゲームが大好きで、内輪でそれなりに遊びました。
それはそれとして、コンベや知らない人と、Bローズをやるには大変勇気が要りました。正直、コンベのBローズは、「事故」満載の「地雷」と認識していました。
これは、FEARゲーが一般的になる前から、そうでした。
同様の認識してる人は多いと思います。


Bローズは、ルール運用や世界観が曖昧なところが多いので、そこから卓ごとに様々なプレイスタイル、プレイコンセプトが形成されます。
が、人間、自分のプレイスタイル、コンセプトを、他人にわかるように、きちんと説明できるかというと、なかなか難しい。
幻想のつもりでギャグとか、それくらいなら一言で説明できますが「ギャグ」と言っても、具体的にどうギャグなのか。「幻想」とは何をもって幻想とするのか。「ガチ」とは何を前提にしてガチなのか。様々な解釈があり、すり合わせは困難でした*1
なので、新たな卓でBローズをスムーズにやる、というのは、本当に難しいです。


先の記事で、「CLAMP学園で戦場まんが」がうまく言っているのは、
1.あまりにも違いすぎるので、いっそ先入観がないこと
2.システムのデザインコンセプトを、短くはっきりと把握し、それを共有していること
3.全員が、戦場まんがシリーズのお約束を理解していたこと
等々が重なっており、特に2に関しては、本当にプロレベルの実力があってこそでしょう。


プレイスタイルの差をものともせず、色々なBローズを楽しめる人もいたでしょうし、それは素晴らしいと思います。が、俺には難しかった。そういう人は当時も少数派だったし、そういう人がいる以上には、今も、「ブレカナを遊ぶが、全部のゲームをブレカナで判断しない」人はいるでしょう。

結論

1.昔から「地雷で」「内輪向け」とされるシステムはあった。
2.第2世代TRPGを遊んでいた=くじけず恨まず遊び続ける心の広いTRPG超人、なんてことはない。
3.コンセプトと違う遊び方をするのは、コンセプトの理解が大前提であって、コンセプトの無視、無知ではないということ。

*1:ガチ戦闘やるにはタクティクスが重要になりますが、戦闘ルール自体の解釈が分かれる時に、「ガチ」をやろうとすると、ひどいことになります。