夢見がちとかいう以前

http://d.hatena.ne.jp/gginc/20080316/1205692140


1.今月発売のTRPG合計金額が3万円
2.3万円払うのは大変だ。
3.少数マニアが毎月3万円払う市場よりも、大勢が平均300円払う市場が望ましい。
4.小学生が多数のシステムに触れられるように安いTRPGを作ろう
要約するとこんな感じか。


1は正しい。
2も正しい。
ただし1→2は明らかにおかしい。
いかにTRPGのマニアが熱心とはいえ、毎月全ての製品を買ってる人間は少ないし、そうしなきゃいけない理由があるわけでもない。
限られた小遣いの中から買うものを選ぶから、競争が生じて、品質があがる理屈であろう。


3は正しい。TRPGは、少数マニアが支えてる市場であり、できれば、より大勢のプレイヤーが支える市場に変化してほしいのは、その通り。
とはいえTRPGプレイヤーが百万人になった時、間違いなく、月に発売するTRPGの合計金額は、今より高くなる。多分、数十万円になるだろう。1→3は全く関係しない。


結局、4が言いたいんだと思うが、その場合、関連するのは「TRPGの月別合計金額」ではなく「個々のTRPGの値段」である。


つまり、D&Dは、基本ルールブックだけで2万円して、サプリやシナリオを買おうとすると、すぐン万円になるから、小学生には優しくない。
もっと、安い金額で、基本セットが買えて、展開にもついていけるようなTRPGが出ればいいのにね、という話になるはずだ。


ちなみに月300円のお小遣いでフォローしやすいラインとしては、「アリアンロッド」TRPGがある。基本ルールブックと文庫ガイドだけで十分戦えるし、そのように作られている。


こうした作品が増えれば、より、「百万人TRPG市場」が現実味を増すし、そういうのを積み重ねてゆけば「300円で、十以上のシステムにアクセス」の理想が近づくのではないかと思う。